週刊大阪日日新聞

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(社)日本ABC協会加盟紙 251,012部

2020/4/25

地域店のコロナ対策 アイデア共有し、ピンチを乗り切ろう


▲人通りの減った芝田商店街(4月11日、大阪市北区)

 世界中で猛威を振るう新型コロナ。大阪の地域経済も大打撃を受けています。そこで、地域のお店が独自に取り組んでいる対策を約160店から集めました。アイデアを共有すれば、互いの経営のヒントになるはず…。そんな思いで企画しました。共にピンチを乗り切っていきましょう。

アミューズメント

アウトドアレジャーを強化。通信販売も

Q.どんな影響が出ていますか?

●店舗が休みになった(ゲームセンター)
●来客が4割くらい減っている(温泉)
●予約のキャンセルが出ている(農業公園)

Q.取り組み済み、または取り組む予定の対策は?

●外のレジャーやテイクアウトを増やす。通信販売が伸びているので内容を充実させる(農業公園)
●近隣の店の対応を真似しようと思う(温泉)


各種サービス

除菌スプレー販売、マスク製作で売上カバー

Q.どんな影響が出ていますか?

●コインランドリーの利用者が減っている。理由は他人も利用するランドリーでの洗濯を敬遠しているため。また、外出自粛により自宅の洗濯機で何回かに分けて洗濯する人も増えた(コインランドリー)
●会員が増えず売上も減少。イベントを軒並み中止にしており、入会説明会もできない(シルバー人材センター)
●収納コンテナの解約が増えている(レンタル収納スペース)

Q.取り組み済み、または取り組む予定の対策は?

▲門真市シルバー人材センターの会員たちが製作した手づくりマスク。すぐに100枚以上が売れた

●客にカウンターを1つ飛ばしに座ってもらう。充電コーナーを廃止(携帯ショップ)
●除菌スプレーを販売。無料除菌サービス。予約で夜間まで営業延長。特に、除菌と抗菌は通行人からの問い合わせが増えた(携帯サービス)
●アルバイトを休ませ、社員のみでこなし人件費を圧縮している(買取専門店)
●マスクを作って販売したところ、ものすごい売れ行き。自社運営の喫茶でもマスクを販売したところ、集客に貢献し、売上はそこまで落ちていない(シルバー人材センター)
●職員・会員を含め毎日の検温。体調の悪い人は派遣先へ出勤させない(シルバー人材センター)
●宅配を増やし、電子決済にするなど対面ではないやり方を考えている(クリーニング)


ホテル・宿泊施設

宿泊以外の客室利用法を模索

Q.どんな影響が出ていますか?

●レジャー客減の一方で、ビジネス客が増。
●宿泊客減。ブッフェの実施もできない。
●予約(宿泊・レストランとも)の激減で経済的損失が甚大。
●宿泊も体験も予約が入らない。
●USJの休園に伴った休館措置。

Q.取り組み済み、または取り組む予定の対策は?

●フロント前に消毒液を設置。従業員は出社後全員検温。
●テレワークで活用できるデイユースプランの販売。
●宿泊以外の目的での客室利用策を考えたい。


病院・整骨院・薬店

待合室に感染防止の工夫。薬局は特需

Q.どんな影響が出ていますか?

●患者の予約キャンセルや来院の見合わせ(整骨院)
●治療の方は変化なしだが、メンテナンスの方のキャンセル(歯科)
●営業時間の1時間分を店内消毒に充てるようになった。マスク売り切れに対するクレームが増えた(薬局)
●来店客が増えた。マスク需要で開店前に行列が出来る(薬局)

Q.取り組み済み、または取り組む予定の対策は?

●来院者に最大限の接客を心がけている。特別回数券等の販売(整骨院)
●アルコールの設置。待合室の雑誌や子どものおもちゃを下げている(歯科)
●消毒と換気(眼科)
●店内を入念に消毒スプレーで消毒すること。レジや買い物かごなどは特に(薬局)
●マスク着用や、除菌をしていることを知らせるポスターを掲示(整骨院)


飲食店

店内飲食からシフト。テイクアウトや宅配に活路

Q.どんな影響が出ていますか?

●来店客の激減。ディナー客が減った。
●店舗でのマイナス面はあまり感じない。まとめ買いが増えたり曜日の売上の変化はつかみづらくなった(ベーカリー)
●料理の受注ストップ(ケータリング)
●イベントの中止、来店客の減少
●アルバイトスタッフをシフトに入れることができない。

Q.取り組み済み、または取り組む予定の対策は?

▲小中学校の休校に伴い、子どもの食事支援にはじめた「お子様ランチ」が大好評を得た大阪市都島区のインド料理店アミー。

●空気清浄機、消毒液、換気をアピール。
●「お子様の食事支援」にお子様ランチ(400円)をテイクアウトに限り200円で販売し、かなり売れている。
●併設している物販の強化に取り組んでいる。
●宅配サービスを開始、備蓄用商品の販売。
●客席を空けて座ってもらっている。
●裸売りを廃止。イートインを廃止。
●居酒屋だったがランチ営業+夜定食に切り替え。テイクアウト形式にメニューを変更。スタッフの解雇。
●ランチ時のテイクアウト用弁当の販売をはじめた。
●マンション群や住宅街に出向き、キッチンカーでの販売を考えている。
●ウーバーイーツの売上のおかげで、イベント以外の売上減少を半分ほど補えている。


学習塾

急ピッチでオンライン授業の仕組みづくり

Q.どんな影響が出ていますか?

●親からの問い合わせが殺到している
●貸し会場が使用停止に。収入が激減された保護者がおり退会された。
●学校に通学できない塾生らの生活習慣の悪化。

Q.取り組み済み、または取り組む予定の対策は?

●英語教材の動画を送っており、喜ばれている。
●小学生向けに午前9時から塾を開放。無学年方式(飛び級)で指導しているため、学校の授業がない(課外活動は別)ことは、むしろ好都合。朝からその子の学ぶべき学習ができる。
●iPadを使った遠隔授業に取り組む。
●Zoomでのオンラインレッスンを勉強中。


美容室

予約のみ、時間帯ずらしなど、接客は3密厳禁で

Q.どんな影響が出ていますか?

●客足が減った。特に女性客が来なくなった。これまでは午後に飛び込みで最低1人は来ていたが、それも無くなった。
●毎日、閉店後にチラシを1000〜2000部ポスティングし、1件くらいはすぐに反応があるが、3月に入ってからは全く反応がない。
●通常営業することに従業員が不安がっている。休業した場合の補償や従業員の手当てなどの申請方法がわからない。
●高齢者施設やデイサービスへの訪問カットがストップしている。
●電話がいつもの3倍は鳴り、うち半分は予約キャンセルの連絡。
●キャンセルの連絡もいつもなら日時変更をしてくれるが、先がみえないのでキャンセルのみになることが多い。

Q.取り組み済み、または取り組む予定の対策は?

●予約のみの営業に切り替えた。
●知人に協力してもらい飲食系の物販を始める。日持ちしてロスが出にくい商品に限定。少しでも収入を作り、店の運転資金の足しにしていく。
●入口のドアを開けたままでの営業。従業員のマスク着用。
●スタッフの出勤人数を減らして、密度を下げる。
●スタッフ同士の接触を無くすために、共用のタイマーを無くし、一人一人のタイマーを決めて掛けるフックも専用に作った。
●トイレットペーパーの三角折りを廃止した。
●光触媒効果の除菌消臭スプレーの販売。物販が倍以上になった。わざわざその商品だけ購入しに来るお客様も。
●なるべく同じ時間帯にならないよう予約をずらしている。

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