2021/1/16
希望を持てる大阪に
新年互礼会 吉村知事ら抱負をネットで配信

▲「希」を掲げる吉村知事(右)と「支」の松井市長
大阪府・市の首長と関西の3経済団体トップが年頭の抱負を述べる新年互礼会が1月4日、大阪市内のホテルで開かれた。吉村洋文知事は、新型コロナウイルスの感染拡大抑止や大阪の成長に向けて取り組む考えを示し、「厳しいところからのスタートだが、希望の持てる大阪を皆さんと実現したい」と決意表明した。
新年互礼会は例年、政財界から大勢の来場者が訪れてにぎわうが、新型コロナ禍のため今年は感染拡大防止策として、来場者を入れずにインターネットで様子を動画配信した。
コロナ禍からの船出に決意 万博に向け飛躍誓う
吉村知事は「感染拡大を抑えながら、社会経済活動を維持していく」と述べ、情報公開や府民とリスクの共有を図り、感染拡大抑止に取り組む考えを示した。また「府・市一体で成長戦略を進めたい」と語った。
松井一郎市長は、生命科学や健康産業をはじめ、新型コロナ禍で打撃を受けた観光業も念頭に、「大阪・関西万博に向けて新たなビジネスチャンスをつくっていく」と強調した。
終了後、吉村知事は新年の抱負を一文字に込めて色紙に「希」と記し、「コロナを乗り越えて希望を持てる1年にしたい」。松井市長は「支」と記し、市内全域で飲食店への時短営業の要請が続いていることを受け、「本当に厳しい状況だという声を頂いている。少しでも皆さんが生活できるよう支えていく1年にしたい」と話した。
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