2021/1/16
四天王寺 合格祈願法要
学業成就に受験生ら列

▲茅の輪をくぐり、元三大師堂前で錫杖による加持祈祷を受ける参詣者ら
学業成就に御利益があるとされる、和宗総本山四天王寺(大阪市天王寺区、加藤公俊管長)の境内・元三(がんざん)大師堂で1月3日、恒例の「合格祈願法要」が執り行われ、御利益にあやかろうと受験生やその家族らが朝から列をつくった。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、密集を防ぐよう手法を一部改めた。
同寺によると、元三大師(良源)は比叡山延暦寺の中興の祖とされる平安時代の高僧で、修行により「無限の知恵と記憶力」を得たという逸話が伝わる。1月3日の法要はその命日にちなむ。
今年は感染症対策として、例年は護摩だきをしている堂内で執り行っていた錫杖(しゃくじょう)による加持祈祷(きとう)を堂前で実施。法要の様子は動画で配信するなど工夫を凝らした。
中学受験を控える吹田市の小学6年、弓野愛さん(12)は家族や友人と訪れ、「4年生のころから志望していた学校。お参りして、絶対に合格できる気がしてきた」と声を弾ませた。
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