週刊大阪日日新聞

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2021/2/13

ビッグイシュー400号 

ホームレス支え17年


▲通算400号の表紙を手に「これからは市民、読者と共同で何かできれば」と語る水越編集長=大阪市北区

 路上生活者らの自立支援に取り組むビッグイシュー日本(本社・大阪市北区)が発刊している雑誌「ビッグイシュー(日本版)」が、2月1日発売号で通算400号の節目を迎える。2003年9月の創刊から17年余りが経過し、11年の東日本大震災など社会の変化を乗り越えつつ継続、今後も支援を続けていく。

 同誌は1991年、生活困窮者支援を目的に英国で創刊。路上販売して定価の半分以上を販売者が受け取るシステムで、韓国やオーストラリアなど各国で取り組まれている。

 日本版のきっかけは、水越洋子編集長がスコットランド版を雑誌で見たことから。現地の編集部に連絡し、交流していく中で2002年、佐野章二代表らとともに立ち上げた。

 難航したのは販売者の募集。ホームレスの支援団体を通じて説明会をしたところ、「こんなもん、ホンマに売れるんか?」と厳しい質問が飛び、炊き出しの列にチラシをまいたこともあった。その中で10人ほど希望者が現れ、創刊の運びとなった。

 最初の月刊誌から月2回発刊に変更。創刊当初は海外版の翻訳記事が多かったが、今はほぼすべてが独自の内容で占める。貧困だけでなくLGBTなど性的少数者や食料問題、新型コロナウイルスなど社会問題を幅広く扱う。

 400号では同誌と関わりの深い、国際的アーティストの奈良美智さんの最新作が表紙。冒頭にインタビューを掲載している。特集では英、米、ドイツの3カ国でコロナ禍でも行われている社会福祉活動を紹介している。

 原則、路上販売のため社会情勢の影響も強く受けるという。東日本大震災では人通りが激減し、売り上げが大きく落ち込んだ。今は新型コロナ禍の影響が影を落とす。幸いにもこれまで販売者を含めて感染者は出ていないが危機感は強い。

 水越編集長は「早く収束することを願うしかない。今後はもっと読者、市民と共同でできる企画を考えたい」と話し、多くの人と手を取り合いながら災厄や課題を乗り越えていく決意だ。

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■ビッグイシュー400号 ホームレス支え17年

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