週刊大阪日日新聞

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2021/3/27

大阪中之島美術館、来年2月開館 

都市魅力の発信拠点に


▲建設工事が進む大阪中之島美術館

▲大阪中之島美術館内観イメージ=大阪市提供(設計:遠藤克彦建築研究所)

 大阪市は3月17日、来年度中に同市北区の大阪大医学部跡地で計画している「大阪中之島美術館」の開館が、来年2月2日に決まったと発表した。建設予定地は医療や芸術の新拠点として再整備を進める一画にあり、市は「都市魅力の発信拠点」に位置付ける。構想段階から30年以上を経て、完成にこぎ着けることになる。

 市によると、予定地は北区中之島4丁目の約1万3千平方メートル。美術館の建物は黒い直方体が宙に浮いたような外観デザインで、吹き抜け部分に遊歩道を整備する。デッキを通じて周辺エリアとも回遊できるようにする計画で、工期は6月末までを予定している。

 公共施設の運営に民間事業者の力を活用する「PFI」の手法の一つで、自治体が所有権を持ったまま運営権を一括して民間に委ねる「コンセッション方式」を導入する。市によると、美術館としては全国初の試みという。

 美術館では、佐伯祐三やモディリアニら近現代を代表する画家の作品をはじめとする美術品約6千点を所蔵しており、コレクションを活用した出展が計画されている。

 同日の定例記者会見で松井一郎市長は「大阪のシンボルの一つとして、文化、芸術、学術、国際交流の中心的な役割を担うエリアとしたい」と期待を寄せた。

 新美術館構想は、1989年の市制施行100周年記念事業として計画されたが、市の財政悪化で凍結された経緯がある。

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