週刊大阪日日新聞

大阪市(北・西・中央・都島・城東・旭・鶴見区)・守口市・門真市
(社)日本ABC協会加盟紙 251,012部

2021/3/27

吉村府知事番記者 

飲食店の時短要請延長へ

新規陽性者数が増加傾向


▲新型コロナウイルス対策本部会議に臨む吉村知事=18日、府庁

 大阪府は、新型コロナウイルス感染予防の対応として、大阪市内の飲食店に要請している午後9時までの営業時間短縮を、当初の期限の3月21日から3月末まで延長することを決定した。府内では新規陽性者数が増加に転じており、今後の感染拡大や医療提供体制への負荷の増大の恐れがある。吉村洋文知事は「大きく人が移動する時期で、感染リスクが高まるのが3月末、4月頭にかけてだ」と警戒感を強めている。

感染拡大、医療提供体制負荷増大の懸念

 府対策本部会議は3月18日に開かれ、府内の7日間ごとの新規陽性者数について、前週(3月4日〜10日)の538人に比べて、直近1週間(同11日〜17日)は711人で約1・32倍に増えている状況が示された。

 感染拡大の兆候を予測するための20代、30代の新規陽性者数の7日間移動平均は、3月11日を底として増加に転じている。さらに、今後の重症者数の増減の傾向を予測する、60代以上の 新規陽性者数の7日間移動平均も同時期に急増している。

 こうしたことから、今後も感染が拡大すれば医療提供体制への負荷の増大の恐れがあると考えられている。特に3月下旬から4月上旬にかけては人が移動する機会が多く、感染再拡大を防ぐための取り組みを継続することが必要となる。

 府民に向けた呼び掛けで継続する内容としては、歓送迎会や謝恩会、宴会を伴う花見を控えることのほか、4人以下でのマスク会食の徹底が挙げられている。一方、不要不急の外出自粛の要請は取りやめた。

歓送迎会の時期、十分な感染予防策を

 会議では府の専門家会議の座長を務める大阪大大学院の朝野和典教授の見解も示された。「1日の陽性者数を100人以下に維持することで、医療の逼迫(ひっぱく)を回避し、さらに1日50人以下までの減少を目指すことが当面の目標となる」としている。

 府医師会の茂松茂人会長の意見として、「特に3、4月は歓送迎会の時期とも重なるため、十分な感染予防策を講じなければ、爆発的な感染が起こる可能性は高い」との見解が紹介され、府民や飲食店に対し、@飛沫(ひまつ)防止用アクリル板の個別設置A小皿での食事提供B店への滞在時間短縮C食事中は会話をしないD飲食時以外はマスク着用―のさらなる徹底が提言された。

 吉村知事は「緊急事態宣言を経て、感染の急拡大は抑えている状況にあるが、人の動きが出てくることで徐々に増える状況でもある。3月31日まで10日間、今の措置の継続をお願いしたい」と協力を求めた。

市、独自上乗せ継続

 大阪市は時短要請に応じた店舗に対し、国などが支給している4万円の協力金に加え、家賃に応じて1万〜3万円を独自に支給している。市は22日以降も独自の上乗せ金を継続する考えだ。府は今後の感染状況を注視しながら、来月以降の対応を決める。

■大型施設が「平日営業」再開 USJ、海遊館でにぎわい

■新阪急、梅田OSなど閉館へ コロナ直撃°鼡ォのホテル業界

■本紙記者のコロナワクチン接種ルポ 手際よい会場運営。 接種も「あっという間」

■私のコロナ体験記 万全な医療体制でなくても治療が受けられれば救える命も

■人新世の「資本論」がベストセラー 大阪市立大准教授 斎藤幸平さんにインタビュー

■ワクチン予約、電話受付も 大阪市の大規模接種会場

■テナントは1日2万円支給 大規模施設への休業協力金 17日から受付

■矢田のまちづくりで協定 大阪市×日本GLP

■酒類事業支援金引き上げ 吉村知事「国と同額に」

■職域接種「柔軟、迅速に」 吉村知事、国へ要望

■スカイオでeスポーツ体験 南海電鉄、今夏開設

■大阪信愛中高、来年4月共学化 137年の女子教育転換

■「ご祈祷クッキー」完成 四天王寺大生がデザイン

■「ゴジラコマユバチ」と命名 府立大チームが新種のハチ発見

■コロナ労災313人 大阪労働局20年、府内

■募金型の電子看板設置 SDGs寄付で支援

■「お金・投資」本 売上2倍 楽天ブックス

■日本株も1株から買える 新米投資家記者の勉強会


週刊大阪日日新聞
最新号
毎月第2・第4土曜発刊
「大阪日日新聞」
電子版
電子版の詳細はこちら
アップルストア グーグルプレイ
日日チャンネル【Gotoキャンペーン編】/「宿泊」「ステーキ食べ放題」「お酒飲み放題」で、なんと! 2,500円 だった
pagetop