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2021/6/12

「ゴジラコマユバチ」と命名 

府立大チームが新種のハチ発見


▲大阪府立大で発見された新種のハチ「ゴジラコマユバチ」

 大阪府立大(堺市)の構内で、大学院生らが発見した体長3ミリほどの小型のコマユバチの一種が、新種として確認された。海外の学術誌に論文が掲載されており、日本を代表する怪獣から「ゴジラコマユバチ」と命名された。

 発見したのは、同大学の平井規央教授(昆虫学)らの研究グループ。平井教授は2016年から、外来の浮草であるアゾラの除去をテーマに研究。浮草を食用としている「ヒメマダラミズメイガ」の生態を調べていた。

 調査は構内にある菖蒲池と呼ばれるビオトープ施設で実施。ヒメマダラミズメイガの幼虫のうち、約2〜5割が成虫にならないことを発見し、寄生バチの「コマユバチ」が影響していることを突き止めた。その後、グループの一員で当時、大学院生だった神野哲行さん(28)がコマユバチの研究を進めた。

 特徴は寄生バチとしては非常に珍しく、水生である点。幼虫期には宿主であるガの幼虫とともに水中で生活するが、成虫になってからも完全に水中に潜れる機能を有している。

 神野さんは修士論文として17年、生態や特徴などをまとめて国際学会で発表。学会に出席していたカナダのコマユバチの研究者が興味を持ち、平井教授ら計5人のグループをつくり、新種であるかどうかの調査をスタートさせた。

 DNA鑑定で、すでに新種である可能性はつかんでいたが、確証にまでは至っていなかった。国内外の論文を精査し、約3年の年月を経て、新種であることが確定。論文が20年10月に海外の学術誌に掲載された。

 ユニークな名前のアイデアは、日本好きのカナダの研究者が考案。怪獣映画でガの「モスラ」と戦い、水中から出て、沈んでいく姿が「ゴジラ」を連想させることから提案された。神野さんは発見者で命名者の一人として名を連ねている。

 新種確定までには、見つけるだけでなく、未発見であることを証明するハードルがある。神野さんの指導教官でもあった平井教授は「今回は、専門家であるカナダの研究者と出会えたことが一番ラッキーだった」と、喜びとともにホッとした様子で振り返った。

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