週刊大阪日日新聞

大阪市(北・西・福島・中央・都島・城東・旭・鶴見区)・守口市・門真市
(社)日本ABC協会加盟紙 251,012部

2021/7/24

勘十郎さん人間国宝 

父、師匠に次いで栄誉


▲「武智光秀」を遣う桐竹勘十郎さん(国立文楽劇場提供)

 父親、そして師匠に続き人間国宝に認定された人形浄瑠璃文楽座人形遣いの桐竹勘十郎さん(68)。連絡を受けた時は実感がなかったというが、「日に日に身が引き締まる思い。これは偉いことになったなという気持ち」と吐露。「認定を受けたからと言って劇的にうまくなるわけではない。これまでやってきたことを、続けてやっていく」と誓った。

 後進には「好きの度合いを高めることがすごく大事。人形と一緒に心中してもいいと思うくらいに好きになってほしい。三味線でも太夫でも同じ」と話す桐竹勘十郎さん=大阪市中央区の国立文楽劇場

 大阪市出身で、父は二代桐竹勘十郎。1967年に14歳で三代吉田簑助さんに師事し、翌年文楽協会技芸員となり初舞台を踏む。2003年に三代桐竹勘十郎を襲名。08年に紫綬褒章を受章したほか、芸術選奨文部科学大臣賞、日本芸術院賞など多数の受賞歴を持つ。

 師匠から女方(おんながた)、父から立役(たちやく)の人形遣いを学び、数々の作品に出演してきた。人形遣いとして自信を付けたのは、襲名披露で演じた「尼ケ崎の段」の武智光秀役だったという。「立役として大きな人形の経験がなかった中で、父親が選んでくれた。大阪や東京、地方も巡り、これで大きな人形への不安がなくなった」と振り返る。

 新作の上演にも力を入れており、思い入れのある作品に、今年2月に京都で上演した自作品「端模様夢路門松(つめもようゆめじのかどまつ)」を挙げる。「自分が主役をできない頃に、足遣いをやりながら考えた最初の作品で、足遣いから左遣い、そして主(おも)遣いになりたいがなかなか思い通りにならない、当時のそんな思いと重なる作品」だという。

 本公演以外にも、他ジャンルとの連携などを通して文楽の普及に努めてきた。それらの活動も許容し見守った簑助師匠への感謝の思いも強く、人間国宝認定の知らせを受けてすぐに連絡した際に、「何度も『おめでとう』と言ってくれて、ものすごくうれしかった」と頬を緩めた。

 今後も「古くから埋もれている作品を復活させることも続けたいし、後進の育成にもっともっと力を入れていく。また、幾度も再演してもらえるような新作も作っていきたい」と文楽の未来に向け、一路邁(まい)進する。

■2025年大阪・関西万博 再生医療など近未来医療展示 大阪パビリオン概要発表

■「大阪公立大」 認可を報告 世界大学ランク200位以内を

■聖徳太子没後1400年 壮大な事業 100年前に思い

■大阪10月から最低賃金 28円上げ992円に 中小企業に支援策利用を呼びかけ

■アートに囲まれバスケ アメリカ村にコート完成

■「チーム往診」立ち上げ 府と医師会が連携

■全国選抜小学生プログラミング大会 2021大阪大会の挑戦者募集

■軍艦島で理想の町♀wぶ 鶴見南小の教諭が教材開発

■悪天候重なり7月は苦戦 コロナ禍の献血

■親子で野球グラブ作り 三井アウトレットパークと本紙が共催イベント

■QRコードで接近情報確認 大阪シティバス全停留所

■秀吉が演じた能を再現 5演目、12月まで毎月上演

■本紙記者がお金≠フ授業 会計ソフト最大手「弥生」社員に親子セミナー

■大阪でも運用開始 「抗体カクテル療法」とは?

■全国学力テストの結果公表 [国語] 読むこと [算数 数学] 図形に課題

■コロナ禍も 正月楽しく 高島屋、来年のおせち発表

■Honeys(ハニーズ) イオンモール大日2階に移転オープン リーズナブルでかわいい秋物を先取り♪


週刊大阪日日新聞
最新号
毎月第2・第4土曜発刊
「大阪日日新聞」
電子版
電子版の詳細はこちら
アップルストア グーグルプレイ
日日チャンネル【Gotoキャンペーン編】/「宿泊」「ステーキ食べ放題」「お酒飲み放題」で、なんと! 2,500円 だった
pagetop