週刊大阪日日新聞

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2021/7/24

ラグビーの夢、追い続けられるように

ラグビー元日本代表(一社)スクラム 代表 CEO(株)SBS 社長
長江 有祐さん

 元ラグビー日本代表で今も現役を続ける長江有祐選手。大好きなラグビーに選手として打ち込みながら、日本ラグビー界が抱える課題の解決にも取り組む希有な存在だ。選手と起業家、2つの顔を持つ長江さんに迫った。

 「選手の引退後のセカンドキャリアを歩む場がない。若い世代が成長する環境も整っていない。これでは大好きなラグビーを、夢を諦めることになってしまう」

 長江はプロとして現役を続けながら、日本ラグビー界の課題を感じとっていた。その課題を解決するため、今年4月に愛知県春日井市を拠点としたクラブチーム「ウォリアーズ」を発足。

 長江とラグビーの出合いは春日丘高校(愛知県)だ。部活の見学をしているとガタイ≠フいい先生に「ちょっと来い」と連れて行かれた先がラグビー部だった。

 父に相談すると、「まあ、お前は当たりも強いしラグビーに向いているんじゃないか。やるなら途中で投げ出すな。最後までやり抜け」と後押ししてくれた。

 入部した春日丘ラグビー部は今でこそ花園常連校だが、当時は部員確保もままならず、県大会を初戦で敗れるようなチームだった。 ラグビーは全くの素人だった長江だが、入部1カ月ですでに試合のピッチに立つ。次第に力を付けていった春日丘は、3年の県大会で初のベスト8に進んだ。

 その活躍でスクラムの強さに定評のある京都産業大にスカウトされ、社会人ではトップリーグに所属するリコーへ入社。3年目には日本A代表に選ばれた長江は、強豪スコットランドのA代表とスクラムで互角渡り合い高い評価を得た。プロに転向し、日本代表では4年間で18キャップを務めた。

 日本中が沸いた2015年のW杯。長江はけがの影響で不出場。この経験を機に、ラグビー界が抱える問題を強く意識するようになった。

 長江はその問題に早くから気づいていた。日本では大学のうちに企業から声がかかり「トップリーガー」になれるが、卒業のタイミングで声がかからなければ、諦めて就職するしかない。トップ選手になってもセカンドキャリアの受け皿はなく、一方でトップ選手から直接学びたい若者は多い。こうした課題を解決する持続可能なラグビー組織として、発足させたのが冒頭の「ウォリアーズ」だった。「自分はラグビー界に育てられた。だから何か恩返しがしたい気持ちが強かった」

 「夢を追い続けられる場」「引退した選手が自分の価値を活かせる場」「ラグビー×SDGsを生み出していく場」─。

 「ラグビー×SDGs」に関しては、ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』(主催・嶋村吉洋氏)と一緒にプロジェクトを立ち上げた。長江自身がワクセルのコラボーレーターとして、ラグビーと異業種がコラボレートする場を作り出すことを目指している。

 クラブチームを超えた存在として、ウォリアーズの構想を描く長江。その挑戦はまだ、始まったばかりだ。

一般社団法人 スクラム
愛知県春日井市中切町1-5-4


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