2021/8/28
コラボレートで夢をカタチに
投資家・嶋村吉洋氏が主催する
ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』

▲「ワクセルは世界に類のないコミュニティ」と話す総合プロデューサーの住谷さん
コラボレートを通じて人に夢を与え続けること、そしてそれを楽しむことを目的に、今年1月に発足したばかりのソーシャルビジネスコミュニティ「ワクセル」。すでに500人以上の起業家やクリエーター、著名人が関わり、コラボレートの力で多くの夢をプロジェクト化して世に送り出している。
「コラボレートを通じて夢をカタチにし、世の中をワクワクでいっぱいにし続ける。そんなコミュニティを目指しています」。こう話すのは、ワクセルの総合プロデューサーを務める住谷知厚さん。
発起人は、実業家・投資家としてイベント事業や不動産事業、ロボティクス事業など多くの分野で活動する嶋村吉洋さん。自らの成功体験からコラボレート・チームビルディングをベースにすれば、何をやっても成果が出ることを確信した嶋村さんは、このコラボレートを核にし、さまざまなプロジェクトを生み出せる場になればとワクセルを設立した。
今年1月に発足したばかりだが、コラボレーターはすでに500人以上となり、40以上のプロジェクトが発足。コラボレーターには、ファッションアドバイザーのMBさんやブロードウェイ俳優の由水南さん、居酒屋『てっぺん』の創業者で『夢と希望を与える講演家』の大嶋啓介さんなど豪華な顔ぶれも並ぶ。
コラボレートして夢をカタチにする
では、実際にどんなプロジェクトが進んでいるのか。最近、住谷さんが関わったものに医療介護塾がある。ワクセルコラボレーターの菅原和也さん(24)が感じていた介護現場に対する問題意識がきっかけだった。

▲リクルート出身で創業メンバーの竹原啓二さんの講演会
介護施設は縦割りで運営されているケースが多く、現場のルールやサービスの質などは施設ごとにバラバラの状況にあるという。このため、働き手にとって外の情報が入らず、視野が狭くなる。菅原さんは「入居者にもっと良いサービスを提供するためにも、介護士同士で各施設の取り組みなどを共有し、互いに切磋琢磨(せっさたくま)できる場を作りたい」と考えたが、コミュニティを作るノウハウがなかった。
そこで、コミュニティ作りに実績のあるワクセル・住谷さんとコラボレート。全国の若手介護士らがサービス向上に関する情報を共有し合ったり、ときには議論し合ったりできる場として、医療介護塾というオンラインサロンを開設した。現在、広島や福岡、愛知、石川などの介護士約200人が所属するまでに成長した。
他にも、世の中に埋もれる多くのイラスト作家が表舞台で活躍できるようにと、現在、ワクセルが関わってアプリ会社を設立中。アプリを使ってシアター形式でイラストを流し、投げ銭のシステムを備えるなどして、作家が好きな仕事だけで生活していける仕組みを作ろうとしている。
住谷さんは「作家の方たちから利用料は徴収しない。作品を世に出し、作家たちの夢をカタチにするのがワクセルの役割。リターンよりも社会性を重視している」と話している。
こうしたプロジェクトを進める一方、主催の嶋村さんはワクセルを通じて若者の学びの場も提供している。
超一流に学ぶトークセッション
その一つが、各界の著名人や経営者、クリエイターとのトークセッション(対談)だ。YouTubeでも動画配信しており、特に20─30代に人気という。
トークセッションには大阪になじみのある著名人も登場。『火の玉ストレート』で抑えの切り札を務めた阪神タイガース特別補佐の藤川球児さんもコラボレーターとしてトークセッションを行っている。
対談を聞いた住谷さんは「勝つためには、本当に小さな、細かな点まで徹底する必要があるのだと知った。超一流とは、こういうことか≠ェすごく勉強になり、刺激を受けた」と話している。ちなみに、この藤川さんの対談はYouTubeで動画配信中だ。
大衆の時代から個の時代へと変化した現代は、教育もビジネスも個人の可能性に焦点を当てる動きが活発になっている。「個の可能性や夢を、ワクセルがハブになり表舞台に出していく。そんな持続可能なコミュニティを目指している」(住谷さん)
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