週刊大阪日日新聞

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2021/10/9

リハビリでホテル滞在 

コロナ禍、新たな利用提案


▲軽い負荷で微調整しながら歩行訓練を行う「ポラリス」のリハビリ

 大阪市北区のリーガロイヤルホテルは10月1日から新サービス「滞在型リハビリプラン」の提供を始めた。デイサービス事業のポラリス(兵庫県)とリハビリおよびヘルスケア事業のワイズ(東京)との3社で連携し、コロナ禍での“リハビリツーリズム”としての新しいホテルの使い方を提案する。

 同プランはホテルに滞在しながら、それぞれの目標に対して集中的にリハビリを行うもので、ベーシックプランは30泊196万円から。手すりをつけるなど改装した客室に宿泊し、歩行に特化したポラリスのメニューを1回2時間×週5日、手足・生活動作の機能改善に特化したワイズのメニューを1回2時間×週4日受ける。

 ワイズがリハビリを行うのは、2019年2月に同ホテルに開設した脳卒中の後遺症改善用パーソナル施設。機能回復途上で病院を出た患者の受け皿となるべく「自費リハビリ」を提供している。早見泰弘会長兼CEOは「主に関西圏を中心に働き盛りの人が多く利用。リハビリをしっかりやりたいというニーズは高い」と話す。

 同プランではコンディションを整える鍼灸(しんきゅう)や、リハビリの専門家である理学療法士、作業療法士による個々の状態に合わせた施術を行う。

 ポラリスがリハビリを行うのは、同フロアに新たに開設したトレーニングルーム。医師が独自に開発したプログラムに添って、神経や筋肉を活性化させ、安全装置付きのマシンで歩行の訓練をする。

 「歩いて買い物に行きたい」など各自の目標に向かって、オーダーメイドで自立を支援。森剛士社長は「自立するために一番必要な歩行に特化。ワイズさんと相互補完ができるサービスになるのでは」と自信を見せる。

 ホテルを運営するロイヤルホテルの蔭山秀一社長は「新型コロナウイルス禍でホテル業界は大変なダメージを受けた。新しい在り方を模索する中で利用の仕方が多岐に渡っているという実感がある」。好調な長期宿泊プランを発展させ「リハビリツーリズムという使い方も提案できるのでは。全国初の試み。大阪での展開を成功させたい」と期待する。

 2泊3日の体験プランは11万円から。

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