週刊大阪日日新聞

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2021/11/13

大阪の塩野義製薬 コロナ経口治療薬、最終段階

さらに海外でも治験実施へ
吉村知事 「飲み薬ができれば大きく変わる」


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 大阪府はりんくう総合医療センター(泉佐野市)と連携し、新型コロナウイルス感染症治療薬の治験(臨床試験)を行っている。行うのは製薬中堅、塩野義製薬(大阪市中央区)が開発している経口薬(飲み薬)。しかし、皮肉にもコロナ第5波が収まる中で患者数が減少し、吉村知事は「目標の治験数に到達する期間については明確にはできない」と話している。

 新型コロナ感染症についてはワクチンなど対策が進められている。治療法として効果があるとされている抗体カクテル療法については点滴によるものであることから、治療施設などが限られている。そのため、世界各国では手軽に処方できる飲み薬の開発が進められている。

 同社ではワクチンなどとともに飲み薬の開発に着手し、化合物特定を短期間で達成。7月には安全性などを確かめる国内第1相臨床試験を開始した。10月の国際学会では、安全に新型コロナウイルスを減少させることが期待できるという結果を発表した。結果を受け、9月から第2、3相試験へと移行。岐阜などで試験を開始した。


▲新型コロナウイルス感染症の経口治療薬を開発している塩野義製薬(大阪市中央区)

 府では同センターと連携し、10月27日から治験を開始。大阪市内の宿泊療養施設1カ所で、20〜69歳までの軽症、もしくは無症状の患者に協力を仰いでいる。試験の方法は1日1回、5日分を投与。無作為にプラセボ(偽薬)を混ぜ、安全性と効果を確認していく。

 課題となっているのが治験数。大阪の新規感染者数は9月1日の3004人をピークに急減しており、現在は100人以下で推移している。協力を得られる患者数も減少が予測され、スムーズに治験を進められるかは不透明な状況だ。

 そのため、開始日は決定している一方、期限は定められていない。吉村洋文知事は「目標数はあるが、公表できない。治験に協力していただける人数も読みづらく、終了のゴールラインは見えない」と皮肉な状況に苦慮する。

 このような状況から同社の手代木功社長は11月1日の記者会見で、国内で感染者が減って治験を受ける患者が十分確保できない可能性があるため、シンガポールや韓国など海外でも治験を実施する方針を明らかにした。

 コロナ感染症飲み薬については、海外ではすでに承認を前提に米政府と大規模な契約を結んでいる企業もあり、一、二歩先行した状態。その中での治験停滞があれば、国産治療薬の普及にも影響が及びかねない。それでも吉村知事は「飲み薬ができればステージが大きく変わる。近くの病院、クリニックで処方され通常の病気に近くなる」と期待を寄せる。

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