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2022/1/15

サッカー場で防災学習 

ガンバ大阪、ホームグラウンド開放


▲ピッチサイドでテント張りに悪戦苦闘する家族連れら=吹田市のパナソニックスタジアム吹田

 サッカーJリーグ1部(J1)ガンバ大阪が、地域の防災拠点にもなっているホームグラウンドを一般開放する「防災キャンプ」を新たに始めた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い観客動員が制限される中、スポーツビジネスとして利用者層の拡大を進め、地域貢献の道を探ったユニークな企画だ。担当者は「取り組みが他都市や他競技にも広がれば」と展望している。

 「うおー、芝のピッチや!」

 昨年11月、本拠地のパナソニックスタジアム吹田(吹田市)では親子連れの歓声が上がった。日没とともに肌寒くなったピッチサイドで、ランタンの明かりがテント内で次々とともった。

 14組34人が参加した1泊2日の体験会は、宿泊・食事や試合観戦、スタジアムツアー、防災学習をすべてパッケージにしたプログラム。クラブOBの武井択也さんが加わって交流し、2日目は宿泊したそのピッチで行われるJ1公式戦を観戦するというものだ。

 座学では防災の専門家が家庭や避難所でできる危機管理を伝授。AED(自動体外式除細動器)の講習やα化米など「防災食」の食事もあった。

 「防災拠点とは知らなかった」という枚方市の会社員樋本武史さん(43)は「グラウンドに選手がいるような錯覚になる。興奮して眠れるか心配だ」と喜びをかみしめていた。

 きっかけは、最大震度6弱を観測した2018年の大阪府北部地震。一帯では、広範囲でライフラインの供給停止や家屋被害に見舞われ、被災者向けに場内のシャワールームを開放した経緯がある。

 15年に完成したスタジアムは競技場としての機能に加え、地域の防災拠点の役割も果たす。耐震だけでなく備蓄倉庫や非常用発電装置、雨水トイレも備え、緊急時には災害対策本部に転じる。

 この機能を活用しようと、企画したのは今春開講した「ガンバ大阪サッカービジネスアカデミー」の受講生ら。社会人を対象にスポーツビジネス分野の人材育成を目指すスクールで、今回は地域課題の解決を念頭に「サッカー」と「防災」を結び付けた。G大阪施設運営課の前田将太さんは「G大阪としてのフックも掛けつつスタジアムがある意義を考え、地域貢献の一つとして防災をキーワードにした」と説明する。

 新型コロナ禍で入場料収入を落とす中、スタジアムをコワーキングスペースやeスポーツ施設、保育所に転用するなど各クラブが知恵を絞っている。前田さんは防災キャンプが「今後、恒例の取り組みとしてフォーマット化できれば、他競技にも広がっていくのではないか」と期待を寄せる。

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