週刊大阪日日新聞

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2022/6/11

業界の間隙縫って切磋琢磨 

都島区に出店相次ぐ男性専門ヘアサロン事情

 理容室っておしゃれじゃない。かといって、ガラス張りのきれいな美容室って入りにくい。でも髪形はこだわりたい─。そんな悩みに応える男性専門ヘアサロンが増えている。顕著なエリアが大阪市都島区の地下鉄都島駅周辺だ。本紙記者が確認しただけで、5店舗ある。最近人気の髪形「バーバースタイル」のニーズにきめ細かく応えたり、「青ヒゲ」を何とかしたい男性への脱毛サービスを提供したり…。理美容業界の間隙(かんげき)を縫うように、各店舗が切磋琢磨(せっさたくま)している。

脱「青ヒゲ」パスポート


▲「メンズ」を強調するフェリーチェの電子掲示板(写真右上)

 2013年に開業したfelice(フェリーチェ)=都島区友渕町3=がこのほど作成したチラシのタイトルは「おしゃれ男子のおヒゲ事情大公開」。口コミサイト「ヘアログ」のアンケートで、63%の女性がヒゲを生やした男性が嫌いと答えたという結果を紹介した。その上で「ヒゲは汚い・不潔というイメージを与えがちで、ヒゲのない男性の方が清潔感があって好印象になるようです」と解説している。

 ヒゲをそっても、皮膚の中で成長するヒゲが透けて見えるのが青ヒゲ。自身の青ヒゲに嫌悪感を覚えていたというオーナーの藤原求さんは、18年11月にヒゲ脱毛の年間パスポートを発売し、「おしゃれ男子」を迎え入れている。

 「化粧するなど若い男性は美への関心が圧倒的に高い」と藤原さんが話すように、来店する男子学生は多い。

区別化戦略


▲クオンヒール店長の中山純太さん

 クオンヒール都島店=都島区善源寺町1=は今年4月1日にオープンしたばかり。店内は上質な木材やタイルを施してあるだけでなく、壁面のライト板に真ちゅうを使ってアクセントを付けるなど、居心地の良さを追求している。理容室との区別化を図る狙いがあるが、試みはこれにとどまらない。美容室との区別化にも余念が無いのだ。

 「男性ヘアサロンならではの技術と豊富な種類のクリッパー(バリカン)を使って仕上げている」と店長の中山純太さん。サイドを刈り上げてトップを残すファッション性の高いバーバースタイルにもきめ細かに対応している。

 ニューヨーク生まれのバーバースタイルを求める男性は多い。19年9月開業のエイトバーバーショップ=都島区都島北通1=代表の宮崎弘明さんによると、20〜30代の客層を中心にニーズがあり、マンツーマンの丁寧な接客を心掛けている。


▲リカジュアルストアマネージャーの平尾彰敏さん

 リカジュアル=都島区都島本通4=でもバーバースタイルを求める客は少なくない。一方で、ストアマネージャーの平尾彰敏さんはトレンドを基に春夏、秋冬の「おすすめ」ヘアスタイルも提案したり、自動化のスマートサロンスタイルにこだわるなど独自性を打ち出している。

ユニセックスに対抗

 こうした男性専門ヘアサロンが誕生したのは約20年前。東京を発祥地として広がったようだ。+++otokogami(プラスオトコガミ)=都島区都島北通1=を運営する大阪男髪グループ代表の大西則和さんによる見立てが参考になる。


▲プラスオトコガミ店舗前に設けた「男髪」の表示板(写真左下)

 おしゃれな美容室に男性が通うようになり、理容室離れが進んでいた。このため、理容室もおしゃれになり、女性客も取り込むことで男女の区別がない「ユニセックス」サロンが増えた。その状況下で、男性専門は異端視されたが、逆に、男性専門を「言い切る」ことで、男性客が入りやすくなる効果を生んだ。つまり、「新しいモノ」ができたと思ってもらえるようになったというわけだ。

 理容室っておしゃれじゃない。かといって、ガラス張りのきれいな美容室って入りにくい。でも髪形はこだわりたい─という本文冒頭のくだりはまさに、男性専門ヘアサロンの触れ込みでもある。


▲エイトバーバーショップ代表の宮崎弘明さん

おしゃれな土地柄

 ところで、都島区に男性専門ヘアサロンが多い理由は何か。

 「人口が多く、パイが大きい」とフェリーチェの藤原さんは分析している。実際、近くのマンション群に入居する男性たちが店の顧客になっているという。

 大阪男髪グループの大西さんは「都島区は北区に近く、おしゃれだ」と話し、土地柄が男性専門ヘアサロンの多さにつながっているかもしれないとみている。

 とはいえ、同業者が増えればパイの争奪戦になるのは必至。「都島のメンズヘアサロンはクオンヒールと思ってもらえるように頑張っています」と中山さん。各店舗はコンセプトを明確にした店作りに励んでいる。

男性専門ヘアサロンを利用する40代会社員の声

 「10年以上通っています。『男性専用美容室』という屋号どおり男性客しかいないので落ち着きます。以前通っていた美容室は、女性客が多いところだったので、待合室やカット中も自分が浮いている気がして落ち着かなかったです。かといって程よくおしゃれな理容室もなかったので、『男性専用美容室』を初めて見たときは、店のコンセプトを店員に聞かずともピンときました。髪や頭皮など男性特有の悩みも相談しやすいと思います」

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