2022/7/23
勇壮華麗、伝統の舞
いくたま子ども獅子が巡行

▲空堀商店街をにぎやかに練り歩く子ども獅子の一行
生国魂神社(大阪市天王寺区)の伝統行事「生国魂祭」(11、12日)に奉仕している「いくたま子ども獅子」(原田壽幸代表)は7月9日、氏地である中央(旧南)区内を巡行した。同祭は新型コロナウイルス禍を受け、3年連続で陸渡御の取りやめが決まっているが、同神社の了承を得て地域主体で実施した。
いくたま子ども獅子は戦前からの歴史があり、地域の人々によって脈々と受け継がれている。巡行が中止となった過去2年には動画制作(2020年)や「魔除(まよけ)獅子」パネル製作(21年)に取り組み、メンバーの同士の結束を図った。
今年は地元小中学生を対象に、獅子舞練習のほか、文化や歴史も学ぶ「伝承教室」を企画。16人が参加して6月中旬から5回にわたり練習し、成果発表として念願の巡行を繰り広げた。
同日は世話人も含めた約50人の一行が同区上本町西の関西電力会館を発着点に約5キロを巡行。多くの人が見守る中、空堀商店街や松屋町筋商店街などを勇壮華麗に練り歩いた。
小学生の時から参加する中学2年の草野瑞貴さん(13)は「久々に練習や巡行ができて楽しい。今後も可能な限り参加したい」と話した。指導担当の村田弦さん(40)は「多くの子どもが参加し、しっかり練習してくれたことがうれしい。地域の皆さんが長年守ってきた伝統を未来の担い手にしっかりつなげたい」と期待を寄せた。
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