週刊大阪日日新聞

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2022/11/26

「探究型」の未来人材を養成 

未知の問題に挑む思考力・判断力・表現力を培う学習塾

 加速度的に変化する時代。今後、必要なのは知識をベースに未知の問題に挑む思考力・判断力・表現力だ。特に小学生のうちに「探究」の土台となる生きた学力を身に付けることは自らの夢に向かって大きな展望が広がるだろう。

「創意工夫」と「思いやりの心」を育む

類塾の自然(じねん)教室

▲手作業で土を耕す自然(じねん)百姓塾に参加する子どもたち

 難関校への進学実績で知られる類塾では机上の勉強だけでなく、「生きる力を強くする」をモットーに主に年中〜小中学生を対象に自然教室を開講している。なかでも自然(じねん)百姓塾は、「生活に欠かせない百の技を身につけよう」と、耕作放棄地を開墾から行い、稲作・畑作をはじめ、イチから自分たちで作り、技を磨いている。

 同じように植えたつもりでも畝によって育ち方が違う。何が違うのか、日々観察・実験の繰り返しで、「お膳立てされた体験」ではない。うまくいかなくても次の可能性を発掘し、自分たちで創意工夫をかさねる。

 最近では、落ち葉でたい肥を作ったり、小麦の種まき、大豆の収穫、一〇〇%自給自足のお米・野菜・味噌を使って料理をしたり。すべて無農薬で農機具も使わない。自然の力を借りながら、暮らしのあらゆるものを協力して作っている。

 その収穫物は年に一度開催されるフェスに出品。協力して育てた野菜や工作した商品を自分たちで値段を付けて販売体験もしている。無農薬の米や野菜はリピーターも多く例年完売する人気ぶりで子どもたちも充実感、達成感を覚えている。

 担当の類塾副塾長、馬場則光さんは「自然相手なのでうまくいかないときでも受け入れることができて、自分たちで何とかしようと創意工夫する。これができたら勉強での創意工夫もできる。そして相手に対しての深い思いやりの心が、自然体験から芽生える。仕事・観察・販売の一貫した体験が子どもたちを大きく成長させています」と話している。


科学探求型の楽しい理科実験教室

第一ゼミナール サイエンティストスクール中百舌鳥校

▲てんびんのつりあいの規則性を学んだあと、その原理を用いてモビールづくりを楽しむ子ども

 小学校低学年から理科に興味や関心をもってもらおうと、サイエンティストスクール(堺市北区中百舌鳥町)は2013年に開講した。ジュニア理科実験コースでは専用の実験教室で子どもたちは白衣に身を包み先生の指導のもと自ら考え、科学探求に目を輝かせながら取り組んでいる。

 実験室を参観すると、磁石や方位磁針の実験を行ったあと浮遊地球儀を制作したり、てんびんのつりあいの規則性を学んで、その原理を用いてモビールづくりを楽しんでいた。

 子どもたちは実験を通して「課題を設定」→「情報の収集」→「整理・分析」→「まとめ・表現」のプロセスを繰り返し、将来、生きていく上で最も求められる問題解決的な学習、「探求」の土台となる学力を身に付けている。

 卒業生の多くは理系に進学するが、「実験リポートの作成を通して得られた結果や情報からさまざまなことを予測する力、それを自分の言葉で説明する力は文系・理系に関係なく必要な力です」とメディア関係の仕事を考えている卒業生もいる。

 担当の阪田貴司サイエンス推進室長は「実験は自ら調べ、結論を導く探求活動です。探求活動を通して評価されることで子どもたちは自信をつけ、プラス思考となる。単に理系教育を目指すだけでなく、自ら将来に目標を持って、生き生きと自分らしく社会で活躍してほしい」と話している。


答えのない社会で生き抜くために「問い」を持つ

啓林館 たんきゅう塾NEO

▲300個のコップをいかに高く積み上げられるか?と試行錯誤する様子

 たんきゅう≠フ名の通り、一つのテーマについて深堀りしていく研究室のような塾だ。「好き」「やってみたい」と興味を持ち、抱いた「問い」にとことん向き合い、仲間との関わりで新たな気付きを得て、そして出した「最適解」を整理し発表する。講座を担当しているのは啓林館の教科書編集に関わっている大学の先生たちだ。「特に小学生のうちは、自分の手で何かを生み出すというような実体験≠ェ大切だと私は考えています。講座を通して、文科省が目標として掲げている学びに向かう力≠ェ育ちます」と、担当の藤本勇二先生(低学年講座担当)は語る。

 私が感心したのは、さまざまな大人が関わっている点だ。大学の先生や教師を目指す学生メンターが子どもの取り組みを見守り、自分で答えを見つけられるよう適宜アドバイスし、「すごいね!」と褒める。また高学年の講座では子どもたちの深い学びを実現するために専門の企業とも連携しているという。この環境があるからこそ、子どもが主体的に取り組み、自信をつけているのだろう。

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